2018年4月28日(土)静岡県教育会館(静岡市葵区駿府町1-12)にて、ヒバクシャ国際署名をすすめる静岡県連絡会の結成総会が開催されました。 会場には、県下各地でヒバクシャ署名の取り組みを進めている各団体から91名が集い、現在、県内で11万7千筆が寄せられているヒバクシャ署名をさらに広げる取り組みを、ともに進めていくことを確認し合いました。
静岡県生活協同組合連合会は、静岡県原水爆被害者の会の呼びかけにこたえ、稲垣滋彦会長がこの連絡会結成の呼びかけ人となり、静岡県内の諸団体に参加を呼びかけました。
連絡会は、今後各団体の活動交流のためのニュースの発行などを行い、静岡県内での署名者数が現在の2倍、3倍に広がることをめざします。
長野県茅野市から静岡にお越しいただいた藤森氏より、「核兵器禁止条約の土台をつくった被爆者―子どもの未来のために私たちのできること」と題しご講演いただきました。自らの広島での被爆体験について語られたあと、日本被団協の結成と「世界への挨拶(自らを救う、私たちの体験をとおして人類の危機を救う)」についてお話いただきました。次に、2017年7月7日の核兵器禁止条約採択にいたるまでの国際会議の動きと、国際会議に参加し被爆者を代表して発言を行ってきた当事者として、会議開催当時の様子を具体的にお話しいただきました。
ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞受賞では、核兵器禁止条約に参加していないノルウエー政府がノーベル平和賞の選考を行ったことの意義について触れ、また採択にむけて各国の女性たちが大活躍したことを紹介し、本日ご参加の皆さん、とりわけ女性の皆さんとともに核兵器のない平和な世界をつくるために努力していきたいと表明されました。