1954年3月1日に南太平洋上で行われた米国による水爆実験により被曝し、人類初の水爆犠牲者となった久保山愛吉さんを悼み核兵器のない平和や世界への誓いの場として「9・23焼津行動」が行われました。
【墓参行進】
台風15号の影響が心配されましたが、曇り空の焼津駅前に150名の参加者が集まり、久保山さんの墓のある弘徳院まで墓参行進を行いました。行進にはユーコープ、浜北医療生協の組合員および役職員も参加しました。県生協連は墓前にささげる花(白菊)を手配し、参加者にお配りしました(1本200円)。
【墓前の誓いのつどい】
望月美可県生協連常務理事の司会で開催され、主催者を代表し大和忠雄氏(静岡県原水爆被害者の会会長)が誓いの言葉を述べました。大和氏からは、自らの被爆体験について触れ、今年が被爆者の会結成60年の節目の年であること、来年のNPT再検討会議には被爆者の代表を派遣することなどが述べられました。
各団体からの誓いの言葉ののち、参加者は久保山さんの墓前に白菊を供え、核兵器廃絶を誓い平和を祈りました。
【9・23焼津のつどい】
午後1時より焼津市三区コミュニティー防災センターにて「焼津のつどい」が行われました。
ビキニ事件当時中学生であり、友人たちに呼びかけて署名活動を行った杉村征郎(すぎむらいくお)氏の講演「中学生時代、第五福竜丸事件に遭遇、以来その想いをつなげて65年を語る」が行われました。続いて各団体からの活動発言がされました。平和行進通し行進者からのあいさつ、ヒバクシャ国際署名をすすめる静岡県連絡会からの署名を広げる取り組みなどが報告されました。