10月17日(土)藤枝市のoriza-farm(オリザファーム)にて、静岡県主催・静岡県生協連後援で「くらしに役立つセミナー」が開催されました。
静岡県内の家
族・親子7組23名が、藤枝市で長年有機栽培に取り組む生産者・オリザファーム株式会社の松下明弘さんの指導のもとでの稲刈り・はざかけ体験と、「五つ星お米マイスター」として国内外で炊飯を教えるアンコメ・安東米店の長坂潔曉さんによる土鍋を使った新米の炊飯体験に参加しました。有機栽培米を育てるご苦労や、お米のおいしさの理解を深めました。
- 有機栽培にこまるの稲刈り
青空のもと、銀色に色づいた田んぼの前で、松下さんから「稲の束を8つ切ったら揃えて、麻のひもでしばってください」との説明のあと、子どもたちがカマを持って田んぼに入りました。稲は茎がとても太くて、切るのに時間がかかります。子どもたちが切った稲を大人が受け取り、束にして麻のひもでしばります。稲の束は、稲刈りが済んでいた隣の田んぼで竿にかけて、「はざかけ」をします。黙々と稲刈りをする子、「カエルを捕まえた」と喜ぶ子など、にぎやかな親子での共同作業でした。
- 土鍋を使った炊飯体験 ※炊飯した米はきぬむすめ
オリザファームの倉庫内で、長坂さんのお米に関する話を聞きながら、家族ごと、コンロと土鍋を使って炊飯を体験しました。事前に2時間浸水したお米を、よく水を切って、はかりで重さを量ります。
その重量に”0.9”を掛けた重さの水を入れます。(たとえば、浸水させたお米600gの場合、水は540g)
米と水を土鍋に入れて、コンロの火をつけます。そのまま中火で15分、沸騰したら蒸気をよく観察して、勢いよく出ていた蒸気が弱まったら火を止めて、そのまま15分蒸らします。お好みで、強めに火を入れて香ばしい”おこげ”にするのも炊飯の楽しみです。なお、海外ではおこげを嫌がる国もあるのだとか。
「わーっ、ツヤツヤ」「粒が立ってる!」との声があがります。同じように炊いたつもりでも、水の量や火の入れ方で、やわらかめ、硬めなど、みんな違うおいしいご飯ができました。このあと静岡県生協連の提供した「ご飯のとも」をおかずに、試食タイムです。たくさん炊いたごはんでしたが、最後はカラッポに。「皆さんよく食べましたね」というと、長坂さんは「(ここで炊いたご飯はおいしいので)家で炊くご飯の2倍は食べます」と話しました。家庭の炊飯器はどんなお米でもおいしく炊けるようにできていますが、土鍋・直火で炊飯することで、お米の個性やこだわりがダイレクトに味わえるそうです。
その後、素晴らしい粒感のごはんを炊き上げた家族が「ベスト炊飯ニスト」賞に選ばれ、浸水したお米の残りをプレゼントされました。
- 参加者アンケートより
農薬を使わない田んぼに様々な生き物が息づき、地球が循環している感じや、自然に負荷をかけない農業の尊さを実感した。
子どもと一緒に自然の恵みや生産者の方々の努力を肌で感じられ、大変貴重な経験になりました。自分たちで炊いたご飯は最高に美味しかったです。
土鍋で意外に簡単にお米が炊けることや、圧力鍋との違い(お米の個性を活かす炊き方)がよく分かった。休日などに自宅でも『スイハニング』に挑戦してみたい。

