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国会決議「国際協同組合年にあたり、協同組合の振興を図る決議」の採択を歓迎します

国会において「国際協同組合年にあたり、協同組合の振興を図る決議」が採択されたことを、静岡県生活協同組合連合会として心より歓迎いたします。

今回の決議は、5月27日の衆議院本会議、5月28日の参議院本会議で採択されたものであり、以下の3つの基本的な考え方を踏まえて、政府が協同組合の振興に取り組むべきであるとされています。

1.協同組合に関する施策の企画立案・実施について「協同組合のアイデンティティに関するICA声明」(1995年)等を尊重すること。
2.持続可能な社会づくりにおける有力な主体として協同組合を位置付けること。
3.民間非営利組織である協同組合の発展に留意すること。

これは、協同組合の共通の意義や役割、協同組合政策について初めて国会で確認されたものであり、画期的な内容となっています。

2025年「国際協同組合年」のテーマは「協同組合がよりよい世界を築きます」です。国連が同じテーマで国際年を2回定めることはこれまでになく、社会的な課題解決に向けた協同組合の役割発揮に対する大きな期待が表れています。私たちはこの年を、協同組合の理解者を増やすことで、より多くのステークホルダーと連携し、持続可能な社会づくりに向けた取り組みを促進する大きな機会であると捉えています。

協同組合の一員である静岡県生活協同組合連合会は、これまでも地域で持続可能な社会づくりに向けた取り組みを進めてまいりました。今回の国会決議を歓迎するとともに、事業・活動の実践を通じて持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて取り組みをさらに推し進め、協同組合への期待に応えるべく努力を重ねてまいります。また、今回の決議を契機として、内外の多くの皆様に協力を呼びかけながら、協同組合を盛り上げる機会としたいと考えています。

生協および協同組合の取り組みに対する、一層のご理解とご支援をお願いいたします。

2025年6月2日

静岡県生活協同組合連合会
代表理事会長 稲垣 滋彦

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