会員生協の取り組みとお知らせ

被爆・戦後80年 平和の取り組み実行委員会 「東京夢の島・第五福竜丸展示館と浅草&ソラマチ散策」開催報告

今年はヒロシマ・ナガサキに原爆が落とされ、終戦を迎えて80年目の節目の年となります。静岡県生協連では会員生協に呼びかけ、実行委員会形式で  ピースツアーを企画しました。6月7日、4つの会員生協(ユーコープ、パルシステム静岡、浜北医療生協、静岡大学生協)の組合員と事務局合計44名が参加するバスツアーを開催しました。この企画は、1954年のビキニ水爆事件で被爆した第五福竜丸展示館(東京都・夢の島)を見学し、平和の大切さと戦争・被爆の悲惨さを学ぶことに加え、会員生協間の交流を目的として実施されました。

バスでの交流と学習
バスでの移動中、参加者の自己紹介のほか、クイズやビキニ事件を題材にした絵本の読み聞かせが実施され、楽しみながら学びと交流を深めました。復路では、見学を終えての感想を共有し、参加者間の交流を深める機会となりました。

 

都立第五福竜丸展示館での見学
最初の訪問先は都立第五福竜丸展示館です。館内ではボランティアガイドの方と学芸員の方から、第五福竜丸と乗組員23名が直面した被爆の現実ついて説明を受け、参加者からは積極的に質疑応答がされました。その後、館内の見学では「死の灰」を見たり、パネルを見たりといった時間が設けられました。

参加者からは、「福竜丸がなぜ水爆被害にあったのか学べてよかった。死の灰も見れてよかったです。家族や親族からの手紙を読んで、何の罪のない人達が被爆してしまったせいでその後の人生がとても壮絶なものになってしまったんだなと色々考えさせられました」「想像していたより船が小さく、その中に23人も乗っていたことに驚いた。いろいろな人の尽力で第五福竜丸が展示される事になった、エンジンは長い時間がかかり見つかった事などを知リました。平和を願う人々の気持ちがあったからこそ、と思います。」といった声が聞かれ、歴史の事実を肌で感じる機会となりました。

東京ソラマチでの自由行動
第五福竜丸展示館の見学後、東京ソラマチに移動し、自由時間が設けられました。当日は天候に恵まれ、多くの参加者がスカイツリーからの景色を楽しみ、水族館を訪れたりと、それぞれが時間を過ごしました。

参加者の声より
参加者からは、今回の企画に対する様々な感想が寄せられました。「若い人が参加してくれたことは大変意義があると思う」「自分にできることは、隣の人と仲良くすることだと話された方がいて、同感しました。それこそが、まず私たちがすべきことだと思います」
今回のツアーは、4つの生協の組合員が一堂に会し、同じ目的をもって行動する貴重な機会となりました。歴史の学びと生協間の交流を深めるという目的に合った企画であったと考えられます。

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