被爆から80年を迎える節目の年、ユーコープ、浜北医療生協、パルシステム静岡の3つの生協が参加して「ナガサキ平和の旅2025」を開催しました。総勢23名の組合員が長崎を訪れ、原爆の脅威と平和の尊さについて深く考える旅となりました。
スケジュール
・ガイダンス:7/19(土)ALWFロッキーセンター
・ナガサキ平和の旅:7/25(金)-27(日)
・振り返りの会:8/23(土)
参加者
ユーコープ組合員15名、浜北医療生協組合員6名、パルシステム静岡組合員2名
事務局
5名(静岡県生協連3名、ユーコープ1名、浜北医療生協1名)
ガイダンス<7/19(土)>
出席者はまず自己紹介をしました。事務局より平和の旅の概要を説明し、チームでミーティングタイム。その後、チームごと、「この旅で楽しみにしていること」を発表しました。「平和の大切さを考えたい」「被爆地をしっかり見ておきたい」「軍艦島に行きたい」「カステラの食べ比べをしたい」など、思い思いに報告しました。
ナガサキ1日目<7/25(金)>~池田松義さんの講話
旅のメインは、被爆者の池田松義さんの講話です。7歳の時に被爆し、家族全員を亡くした辛い体験を語ってくださった池田さんの「家族がいて、帰る家があり、安心して話ができ、食べ物や飲める水があることが平和」という言葉は、参加者たちの心に深く響きました。
ナガサキ2日目<7/26(土)>~被爆遺構巡り
午前中の平和案内人による被爆遺構巡りでは、平和公園や浦上天主堂などを巡り、原爆の爪痕を間近で感じました。参加者からは「丁寧に説明してくれたので、多くのことを学べた」という感想が寄せられました。このほか、午後の自由行動では、多くの参加者が軍艦島を訪れたり、長崎の街を散策したりと、それぞれの形で長崎の歴史や文化に触れました。
振り返りの会<8/23(土)>
旅の締めくくりとして開催した「振り返りの会」では、11チーム・家族が発表を行いました。
パワーポイントや動画、レポートなど、それぞれ工夫を凝らした発表からは、参加者の皆さんがこの旅で感じた「平和」への思いが伝わってきました。
「戦争は国が認めた人殺しである」「子どもに親のいない人生を歩んでほしくない」といった率直な感想や、池田さんの「あなたの望む平和とは何ですか」という問いかけを胸に、涙する参加者も見られました。
参加者からは、「戦争をあらためて実感した」「若い時には気がつかなかったことに気づくことができた」といった声が寄せられました。
ナガサキ平和の旅を終えて
今回の「ナガサキ平和の旅」は、被爆80年という節目の年に、3つの会員生協の組合員が参加し、若い世代を含む多くの参加者とともに実施できたことは大きな成果でした。
来年度以降も、より多くの皆さんに平和の大切さを考えてもらえる企画を続けていきたいと考えています。