会員生協の運営、合理化指導の一環としてコープセミナーを開催しました。今年度は「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」をテーマに、以下の要領で開催いたしました。
- 日時 9月2日(金)13時30分~16時15分
- 会場 静岡県男女共同参画センターあざれあ5階 502会議室
(静岡市葵区黒金町5-1) - 参加者 16名
あいち生協、スズキ生協、生協パルシステム静岡、生協ユーコープ
生活クラブ生協、県生協連 - 内容
【第1部】13時30分~14時40分
「障害者差別解消法の趣旨と法制定の背景、事業者の責務について」
静岡県健康福祉部障害者支援局障害者政策課長代理 石田雄一様
県障害者政策課が作成した冊子「障害者差別のないまちは誰もが暮らしやすいまち」に沿って、障害を理由とする差別の禁止、対象となる人、合理的配慮が必要な「社会的障壁」など法の概要について触れたあと、障害者を困らせている事例やサポートできることについて事例をあげながら説明をいただきました。
【第2部】14時45分~16時15分
「障害当事者の声を聞き、生協の事業に生かす~障害者団体からのご発言と意見交換・交流~」
静岡県車椅子の会 会長 青野全宏様
(公社)静岡県聴覚障害者協会 事務局長 小倉健太郎様
(公社)静岡県視覚障害者協会 会長 須藤正起様
障害をお持ちの3者から、ご自身の日常生活の中で、特に買い物の際に困ることを具体的にお話しいただきました。困りごととして、施設・設備や商品チラシなどの有形物だけでなく、「障害者の困りごとの一方的な決めつけ」からの接客応対が当事者の思いとすれ違っていることなど、人に対する率直な要望も語られました。
参加者から、一般の小売業で「良い店は?」「健常者からの声掛けが障害者から拒否されるということもあり、お互いに歩み寄っていければよい」などの発言があり、短時間でしたが3人の障害当事者からの受け止めの発言がされ、参加者との意見交換、交流が進みました。