9月1日(土)・2日(日)に開催された静岡市・静岡県合同総合防災訓練に参加しましたので概要について報告いたします。
1.総合防災訓練の概要
(1)目的
大規模地震が発生した場合に、静岡市における被害を最小限に防ぐことができるよう、実践的な総合防災訓練を実施することにより、自主防災組織、消防団等の協働による「自助」「共助」の防災力を一層高めるとともに、静岡市・県と防災関係機関が連携した「公助」による救援体制を確認する。
(2)主催 静岡市、静岡県
(3)日程 平成30年9月1日(土)・2日(日)
(4)テーマ 災害に強く安心・安全に暮らせるまちにしよう!
~自助・共助・公助による災害対応力の強化~
2.県生協連の参加概要
事前の会議では物資輸送訓練への参加を予定しておりましたが、静岡市より「駿河区中島中学校の避難所運営訓練で使用する食料品の手配をお願いしたい」との要請がありました。 全国生協連携災害対応計画(全国生協BCP)で静岡県内の中核店舗候補の一つとされているユーコープ千代田店に商品の調達を依頼し、水(500ml)・スポーツドリンク(500ml)各300本、バナナ250本、菓子パン250個、野菜ジュース250本を手配していただきました。千代田店店長のご配慮により、飲料は冷蔵保管していただき、また菓子パンはあらかじめパンケースから段ボール箱に移し替えていただきました。
当日は午後2時に食料品を営業車2台に積み込み、午後3時に指定場所「ツインメッセ静岡・北館」まで滞りなく納品することができました。(ツインメッセからは静岡県トラック協会様により避難所に食料品が届けられました)
飲料(水・スポーツドリンク)は当日の夕食(防災料理)の際に配布され、蒸し暑い体育館の中で訓練に参加された皆さんに冷たい飲み物をお渡しすることができ、大変喜ばれました。
翌朝は6時30分のラジオ体操のあと、菓子パン、バナナ、野菜ジュースが配布され、前夜からの宿泊訓練に参加した小・中学生が菓子パンコーナーに押し寄せ、好みのパンを確保し朝の食事をとっていました。
大規模災害発生時には、災害時の物資調達協定にもとづき行政から食料品・生活必需品の提供が要請されます。
今回の訓練参加により、実際の場面を想定した人や食料品の動きの一部を体験することができ、避難所等に食料品をお届けすることで、生活協同組合が地域社会にお役立ちできることを確認、実感することができました。