1954年3月1日にアメリカが南太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験による被ばくで亡くなられた第五福竜丸無線長の久保山愛吉さんの69年目の命日にあたる9月23日(土)、焼津駅から焼津・弘徳院までの墓参行進と墓前の誓いのつどい、焼津市文化センターで焼津のつどいが開催されました。
2021年1月に核兵器禁止条約が発効されましたが、日本政府は条約の批准を進める動きにはありません。これに対し日本政府に核兵器禁止条約への参加を呼びかける署名の取り組みが行われ、また、静岡県議会で日本政府に対し核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を求める意見書が採択されるなどの動きがある中での開催となりました。
(1)墓参行進(9:20~10:10)
行程:焼津駅前~弘徳院(焼津市浜当目) 参加者:100名
(2)墓前の誓いのつどい(10:10~11:00)
場所:弘徳院 参加者:120名
開催概要:望月常務理事が司会を務め、石原洋輔さん(3・1ビキニデー静岡県実行委員会代表、静岡県原水爆被害者の会会長)が主催者あいさつを行いました。続いて中野弘道焼津市長からの来賓メッセージを司会が代読しました。
県内各界代表の誓いの言葉を石井潔さん(日本科学者会議静岡支部代表幹事)、小笠原里夏さん(自由法曹団静岡支部事務局長)が述べられました。参加者が順次久保山さんの墓前に菊の花を献花しました。
場所:焼津市文化センター小ホール 参加者:150名
開催概要:冒頭、広島長崎の被爆者およびビキニ被災など核被害者への黙とうを行いました。木藤功さん(静岡県原水協事長)より主催者あいさつがされ、山本義彦さん(第五福竜丸平和協会顧問・静岡大学名誉教授)による記念講演「歴史を切り開いた第五福竜丸」が行われました。次に浦島浩司さん(ミュージシャン・伊東市原水協)によるギター弾き語りが行われ、会場からの各団体の取り組みが報告されました。
2.県生協連の取り組み
(1)県生協連からは稲垣会長、飯田専務理事、望月常務理事、事務局が参加しました。会員生協からは、ユーコープ、浜北医療生協からご参加いただきました。
(2)県生協連からは、墓前の誓いのつどい司会を望月常務理事が担い、墓前に供える菊の花を手配しました。また焼津のつどいの会場設営と受付担当を担いました。