1954年3月1日に南太平洋上で行われた米国による水爆実験により被曝し、人類初の水爆犠牲者となった久保山愛吉さんを悼み核兵器のない平和や世界への誓いの場として「9・23焼津行動」が行われました。
■墓参行進
晴天の中、焼津駅前には100名を超える方々が集まり、久保山さんの墓のある弘徳院まで墓参行進を行いました。行進にはユーコープ、浜北医療生協の組合員および役職員も参加しました。県生協連は墓前にささげる花(白菊)を手配し、参加者にお配りしました(1本200円)。
■墓前の誓いのつどい
江﨑玲子県生協連常務理事の司会で開催され、主催者を代表し大和忠雄氏(静岡県原水爆被害者の会会長)が誓いの言葉を述べました。大和氏からは静岡県内の被爆者の状況と核兵器廃絶のための被爆者の会の取り組み、とりわけヒバクシャ国際署名をさらに広げていくことの大切さが述べられました。各団体からの誓いの言葉ののち、参加者は久保山さんの墓前に白菊を供え核兵器廃絶を誓い、平和を祈りました。
午後は、焼津公民館にて焼津集会が開かれ、梶原渉氏(日本原水協・原水協通信編集長)の講演、ドキュメンタリー映画「西から昇った太陽」予告編の上演、各団体からの活動報告がされました。