10月7日(日)、静岡市清水区村松にある鉄舟寺において「第37回 平成30年度静岡県広島・長崎原爆死没者慰霊祭・追悼式典」が行われました。
この慰霊祭は、1982年9月に慰霊碑が建立されてから毎年行われ、今年で37回目となります。
静岡県原水爆被害者の会会長 大和忠雄氏から主催者あいさつが述べられました。大和氏は、本年度あらたに合祀された方が6名となり、合祀者は469柱となったことが報告され、静岡県内被爆者が、力を寄せ合い助け合いながら、被爆者が安心して暮らしていける世の中のために活動を進めて来たことや、昨年からの核兵器廃絶をめぐる大きな転換(ICANのノーベル平和賞受賞や朝鮮半島での非核化に向けた対話の始まり)に触れ、被爆者が長年願ってきた核兵器のない平和な世界に向けて、さらに多くの人たちの思いを寄せ合うことが大切であることが述べられました。
黙祷のあと来賓あいさつがされ、静岡県知事(代読)、被曝2世の会、原水爆禁止静岡県協議会、非核の政府を求める静岡の会、静岡県生活協同組合連合会など行政・各界からのあいさつがされました。
慰霊碑への焼香の後、平和の歌が披露され閉会となりました。午後は追悼式典が行われ、各界から追悼のことばが述べられ、式典に寄せられたメッセージが披露されました。
静岡県生協連は、静岡県原水爆被害者の会の皆さんとともに、核兵器のない平和な世界をめざし、被爆者国際署名の取り組みを進めるとともに、被爆の体験を次世代に引き継ぐ取り組みをすすめます。