会員生協の取り組みとお知らせ

ヒロシマ・ナガサキ平和の旅2019を開催しました。

「核兵器の恐ろしさ、戦争の悲惨さ」や「平和の大切さ」を学び語り継ぐ取り組みとして、ヒロシマ・ナガサキ平和の旅を生活協同組合ユーコープと共同し実施しました。

今年は、ヒロシマの旅に組合員17名(親子5組)、ナガサキの旅に組合員5名が参加しました。

 

【ヒロシマの旅】

<8月5日(月)>

日生協ピースアクション「ヒロシマ虹のひろば」

広島県立総合体育館グリーンアリーナで行われました。広島市立千田小学校の合唱で始まり、基町高校創造表現コース生徒による「原爆の絵」、福山工業高校計算技術研究部生徒が制作したCG「広島の街並み」、ひろしま協創高校のダンス「HIROSHIMA」、虹のひろば合唱団による平和の歌の合唱が発表されました。

来賓あいさつでは、松井広島市長と特別ゲストの田上長崎市長よりありました。展示コーナーでは、折り鶴解体体験コーナー、原爆と人間パネル展示、書道パフォーマンスなど行われていました。

 

 

<8月6日(火)>

「広島市主催原爆死没者慰霊式並びに平和記念式」

朝8時に開会し、原爆が投下された8時15分には全員で黙とうをしました。広島松井市長の平和宣言では、「次代を担う戦争を知らない若い人に人類の存続に向け理想の世界を目指す必要があることを訴えたい。未来を担う若い人たちが、原爆や戦争を単なる過去の出来事と捉えず・・・」等戦争を知らない若い人へのメッセージが多く述べられました。

 

 

ひと・まちプラザ会場脇の袋町小学校平和資料館を見学したのち、日生協ピースアクション被爆の証言「サダコと祈り鶴の話』に参加しました。

「サダコと祈り鶴」を視聴後、貞子さんと同級生だった川野登美子さんから、貞子さんの小学校での当時のお話を伺いました。また貞子さんの死後、原爆と子の像建立を級友たちと呼びかけた事にもふれられていました。

その後、旧日本銀行広島支店を見学し、フリータイムとしました。希望者のみ、平和公園に進み、元安川沿いにある「灯ろう流し」受付にて灯ろうを購入し平和の願いを書き入れました。

 

 

<8月7日(水)>

「平和記念資料館」

今年全館のリニューアルが終了し、本館では、被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真や絵などの資料を展示し、1945年(昭和20年)8月6日に広島で何が起こったのかを中心に学べます。東館には、核兵器の危険性や被爆前後の広島の歴史について展示しているほか、被爆者証言ビデオを自由に視聴できるコーナーもあります。

 

 

 

 

 

 

 

【ナガサキの旅】

<8月7日(水)>

 

平和公園~長崎原爆資料館

14時50分に長崎駅に到着しました。駅前コインロッカーに荷物を預け、路面電車にて平和公園内の平和の泉、平和祈念像などを見学しました。

原爆落下中心地碑に行き、組合員が折ってくれた折り鶴を献納しました。さらに原爆投下当時の地層を見学した後、長崎原爆資料館を見学しました。資料館ではボランティアガイドに方の説明を聞きながら展示物を見学し学習しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

<8月8日(木)>

「清野さんに聞く被爆の証言」をうかがいました。清野定廣さんは8歳の時に、爆心から12km離れた寺で遊んでいる時に爆風にあおられました。兄、姉、妹が無事でしたが、姉は1週間後に放射能障害により亡くなりました。被爆から70年以上が過ぎた最近になって思い出すこともあり、それらを絵に描きお話をされました。

 

 

 

「ナガサキ虹のひろば」

全国から60生協700人の参加があり、長崎大学チアリーディング部「BERRIES」によるオープニングパフォーマンスに続き、田上富久長崎市長と松井一實広島市長からの挨拶がありました。学習講演では、長崎大学核兵器廃絶研究センターの中村桂子准教授による講演「核兵器廃絶をめぐる世界の動きと私たちにできること」が行われました。地元の長崎商業高校美術部による紙芝居が上演され、光岡華子さん(ナガサキ・ユース代表団第5期生、Youth Union for Peace共同代表)からは、原子爆弾のプルトニウムが製造されたアメリカ・ワシントン州リッチランド訪問時の経験が話されました。2019年子ども平和会議inナガサキアピール文が読み上げられ、最後に被爆者歌う会「ひまわり」による合唱でフィナーレとなりました。

 

<8月9日(金)>

「長崎原爆犠牲者慰霊平和記念式典」

原爆資料館ホールで行われ式典ビデオ同時上映に参加しました。10時40分に式典が始まり、原爆が投下された11時2分に黙とうを行いました。田上長崎市長から平和宣言が述べられました。宣言の中で田上市長は、「すべての国のリーダーの皆さん、被爆地を訪れ原子雲の下で何が起こったのかを見て、聴いて、感じてください。」「日本政府に訴えます。日本は今、核兵器禁止条約に背を向けています。唯一の戦争被爆国の責任として、一刻も早く核兵器禁止条約に署名、批准してください。」と訴えました。

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