静岡県生協連、JA静岡中央会、JA静岡経済連、JF静岡県漁連、JF静岡県森連で構成する静岡県協同組合間提携推進協議会は、「6次産業化」や生産者と消費者の交流、協同組合間の提携の取り組み等について研究するため、他県の事例を視察し、今後本県協同組合間提携活動、地産地消活動等に活用していくことを目的に、1月18日(木)・19日(金)、石川県を視察訪問しました。
参加者・5名
視察内容
1.のともーるスマイルプロジェクトの学習
商品を通じて能登を元気にすることを目的に、生産者・製造者・販売者はもちろん、地域行政や地域の県立高校、地域団体、支援団体のみなさんの協力のもと、魅力ある商品づくりを進めています。事務局のコープいしかわ理事長スタッフ 脇坂喜文氏から、取り組みの背景や具体的な進め方などについて説明をしていただきました。
2.七尾市の開発商品視察
七尾市開発商品「能登野菜 中島菜混ぜご飯の素」の原料である「中島菜」の生産・普及に取り組んでいます。中島菜は、七尾市中島町でしか栽培されない能登の伝統野菜です。中島菜には血圧調整(昇圧)に関与する物質「アンジオテンシン(ACE)」の働きを抑える成分が青葉の中で最も多く含まれるという特徴があります。
JA能登わかばでは、中島菜の利用を以前から手がけており、今回のプロジェクトにも積極的に関わりました。
株式会社能登半島は、七尾市開発商品「能登ふぐ 炊き込みご飯の素」の製造メーカーです。加工食品メーカー「スギヨ」の子会社であり、地元の産業振興に高い関心があり今回の商品開発にも積極的に参画しています。
石川県は全国屈指の水揚げ量を誇る天然ふぐの産地です。能登で水揚げされた天然ふぐ(ごまふぐ)と、しいたけ、にんじん、たけのこを使用し、ご家庭でお気軽に風味豊かなふぐの炊き込みご飯を味わっていただくことを目的に商品開発がされました。七尾市開発商品のパッケージデザインは七尾東雲高校の生徒の皆さんが手がけています。