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生協役職員研修会「多様性(ダイバーシティ)を生かす職場の取り組みに学ぶ」を開催しました

【開催概要】
(1)テーマ「多様性(ダイバーシティ)を生かす職場の取り組みに学ぶ」
(2)日時 2024年3月5日(火) 10時~12時30分
(3)会場 あざれあ4階第2会議室
(4)講師 犬塚協太氏 (静岡県立大学男女共同参画推進センターセンター長・国際関係学部教授・大学院国際関係学研究科教授)
(5)参加者 会員生協の役職員等 23名
(6)タイムテーブル
10:00 開会
10:05 第1部 講演「多様性(ダイバーシティ)を生かす職場の取り組みに学ぶ」
11:30~11:40 休憩
11:40 第2部 グループ交流
12:10 発表と講師コメント
12:40 閉会

(7)研修会内容
第1部講演では、日本は少子高齢化が進み結婚しない人も増え、働き手が減少する社会になったことや、これからは育児・介護しながら働く男女が増え、すべての人が何らかの制約をもって働くことになると話がされました。20代・30代の意識は仕事優先よりも家庭優先の傾向があり、今までのように男性は長時間労働・女性は家庭で家事育児というモデルではやっていけない時代になることが数値をもとに説明されました。経営者は、部下のワークライフバランスやスキルアップを支援するだけではなく、自身もそういう生活や働き方ができる「イクボス」になることが求められると話されました。
後半では、子育てにやさしい静岡県内の企業の事例の報告などがありました。

第2部では4~5名のグループに分かれて、講演の感想や講師に質問したいこと、職場や家庭の現状などを交流しました。グループ発表では、職員の女性比率と女性幹部比率のギャップや、家庭の中の家事分担などについて報告があり、講師からは丁寧にコメントがありました。

(8)まとめ
①研修会の目的「男女共同参画中心に、性別にかかわらず働きやすい職場環境や課題について問題提起」について、講師から少子高齢化と人口の減少に伴う労働環境や意識の変化について問題提起いただくことができました。
②研修会の目的「県内企業の先進事例を学習し組織内で人財活用を進めていく上で管理者としての課題や解決へのヒントを学ぶ」について、講師が表彰選考委員を務める「静岡県 子育てに優しい企業表彰」、「静岡市 多様な人材の活躍応援事業所表彰」の事例をご紹介いただきました。それらをもとにグループで感想を交流し、現状や課題の理解をさらに深めることができました。

(9)参加者の声より

・静岡のジェンダーギャップ指数など、はじめて学ぶことがたくさんありました。県内企業の事例も参考にしていきたいと思います。

・普段交流出来ない方と交流出来、楽しかったですし、発表ではまさに色んな状況の方の話を聞くことが出来て、改めて多様性について考えさせられました。

・まとめとして記載のあった「いま求められる役職員とは」を意識した組織運営に努めます。

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